どうして「やりたいこと」が少しも出来ないのか
やりたいことがたくさんある人は多いでしょう。
- 読書をしたい。
- 溜まってる用事を片付けたい。
- あたらしいことを勉強したい。
とかとか。でも、できないんですよね。
「毎日運動したい(ダイエットしたい)」とか「読書したい」とか、誰しもそういうやりたいことができない自分に悩んだことがあると思います。どうしてやりたいことが出来ないんでしょうね。本当は運動をしたいのに「ついついTVを見てしまう」「ついついネットをみてしまう」「ついついゲームをしてしまう」。
心理学系の本を読んでいると、こういう場合すべき方法について記述されています。
- 目標がかなった状態を具体的に想像する。
- その状態がいかに望ましいものであるか、価値があるものであるかを心に刻む。
- そのための道筋としていますべきことを考える。
- 1歩ずつ目標へ向かいがんばる
およそこんな感じです。でもそれで本当に持続できるならだれも苦労はしないわけで(苦笑)
だいたい何故努力できないかというと、理由は簡単別にやりたいことじゃないからです。本当はやりたいわけではないことを、やりたいことだと思い込んでるだけに過ぎない。上の話ならついついやってしまう、TVやネットやゲームこそ本当にやりたいことに他なりません。
表層意識(普段あなたが自分自身だと思っている意識)がいっくら「運動をしたい」と思ったところで、潜在意識(深層意識。あなたの本当に基本的な心理)では「運動なんて面倒くさいことよりゲームしたい」って思ってるんです。そこを誤魔化して「どうして運動ができないんだ意志が弱い・・・」とか嘆いてもしょうがない。だって、あなたの本当の意志は「ゲームがしたい」なんですから。
潜在意識ってやつはガキみたいに単純で愚かなんですよ。でもそれがあなたの本質でもあります。そこをみずして「自分は努力ができる立派な大人」なんて思い込んでも、実際とは異なるわけですから「やりたいことができない」という矛盾にぶち当たるだけだったりします。
結局、大人になるってことはこの「ガキみたいな潜在意識」をうまく手なずけて付き合っていく方法をみつけることに他なりません。表層意識で、ガキである潜在意識をコントロールするのです。
じゃあ実際どうやってコントロールするんだよという話になり、そのための1つの方法が上にあげた「心理学系の本」に出てくる方法ではあります。でも、まどろっこしいというか、ややこしいというか・・・、それができる持続力あるなら初めからできてるんじゃないかと思ってしまう。
万能は方法はないのですが、やり方はなくはありません。それには自分自身がどんなことなら頑張れるのか、どんなことを大切だと思っているのか見極める必要があります。例えばゲームが好きって人は、例えば「相手に勝つ」ことが得意好きだったり、「他人と協調して役割を持つ」ことが好きだったり、「うまく行ったときの成功の瞬間」が好きだったり色々な「好き」があります。自分はどのタイプかよく見極めます。
- 喝采を浴びることが好きなら、毎週2冊の読書を1ヶ月続けてそれを自慢する。
- 対抗意識が強いなら身近なライバルと(勝手に)張り合うことで努力を続けてみる。
- 協調することが好きなら、(目的は違うものでも)互いにどこまで努力したか言い合える仲間を作る。
- 特定の人(アイドルとか)へのあこがれがあるのら、その人がやっていることを真似てみたり対抗してみる。
- ネタが好きなら、目的の行為自体がネタとなるように絡める。誰もやってないだろう運動(競歩や逆立ち、器械体操とか)をしてみる。
「とてもすごいこと」で無くてよいのです。「ちょっとすごい」ことで充分。目標に対して方向づけをしてあげて、意識の方向が他人との関係にあるならそれを表明する。誰か特定の相手がいなくてもmixiやtwitterといった、気軽に発信できて反応をもらいやすい場所がたくさんあります。そういうのを活用していけばいい。
- 自分がすきなことに関連づける
- 何もしなくても興味を持続することに関連づける
- 日々無意識のうちに努力していることに関連づける
うまく自分自身をコントロールしていってくださいね。