みかんねこの不器用なのら~

不器用な人間が不器用なりに感じたことを語ってみるブログ

今更だけど「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」が超微妙だった

TV放送時からのファンではありますが、いまさらながら劇場版を見てみたのですが微妙すぎた。戦闘シーンがウリらしいけど戦闘シーンしかないのでつまらない、ほんとうにつまらない。

なのはが事件に巻き込まれ刻々と進む事態に翻弄されながらも「私らしい魔法少女になっていくなのは」が物語の核で、なのはの成長物語であるのですが、その内面的成長を描くのに必要な日常が大胆に端折られているので訳が分からない。

日常シーンから見えるなのはの気持ちや考えがみえてこないから、好き好んで戦いに行っているようにも見えるし、勧善懲悪ではないなのは自身の考えがどこから出てくるかよく分からなくなっている。

演出の基本なのですが、緊張の戦闘シーンは戦闘シーンのクオリティーを上げることで達成できるのではなくて、日常の緩みのシーンを丁寧に描き対比させることで成し得ます。主に緊迫シーンのみを立て続けに構成するのはご法度もいいところ。

スタッフが下手とかそういうレベルではなく13話×20分のお話を2時間ちょっとの映画にそのまま収めようとすることにそもそもの無理があって、一切の話の改変をしてないから結局無理が際立ってしまった。


評判は良いらしいですがTVシリーズを見ていて、なのはたちの思いをよく知ってる人がそれを思い出しながら見てるので楽しめる話だと思います。*1TVシリーズを知っている人が見に行く映画だし商売的にも作品的にもそれでいいんでしょうけど。実際、フェイトとなのはの描写の加減もちょうどそれぐらいで調整されてますし。

*1:もしくは断片的描写から人物心情を想像する作業に手馴れている人など。