みかんねこの不器用なのら~

不器用な人間が不器用なりに感じたことを語ってみるブログ

心理学の罠

心理学とくに臨床系の心理学を勉強していると、相手に対してどのように向き合うかという技術があれこれと書かれています。実験心理学なんかだと、効果的な心理テクニックなどもやまほど手に入ります。たとえば女性を落とすなんたらとか、そんな本も出ていますね。

よしこれで「うまいことやってやろう」と思う人もいるでしょう。でも失敗するんです。

真面目に心理学を勉強していても「これで誰かを救ってあげよう」って思うことがあります。多分そういう人は結構多いんじゃないかと思います。私もその一人でした。これは大きな間違えなんだけども、なかなかそこから抜け出すことができない。

難しい概念なんだけど、相手をどうにかしてやろうと考えることが間違ってるんです。正しくは、相手をどう手助けしてあげようなんですね。主体は相手にあって、決めるのも相手であって、その原則の中で相手に対してどんなアプローチができるか。自分がどうしてあげようじゃない、相手がどうしたいか。それが本当の心理学です。